横浜開港資料館

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What's New「ミニ展示コーナー」

第33回全国緑化よこはまフェア協賛
川和の菊と「松林甫」

会期:4月15日(土)〜6月4日(日)
会場:横浜開港資料館新館2階 ミニ展示コーナー

「松林甫(しょうりんぽ)」は、現在の都筑区川和町にかつてあった菊園でした。この菊園を経営したのは同地に江戸時代から住んでいた中山家で、同家は文政12(1829)年から菊の栽培を始めたと伝えられます。もっとも菊の栽培が盛んだったのは明治時代から昭和初年で、明治時代末年には1500種類以上もの菊が栽培されました。栽培された菊は、江戸で流行した「江戸菊」(中菊とも呼ばれた)で、秋にはさまざまな菊が咲きほこりました。また、同家の菊は一般にも公開され、秋におこなわれた観菊会には多くの人びとが川和の地を訪れました。

「松林甫」の菊は全国的にも有名で、明治14(1881)年には皇室に菊を献上しています。また、「松林甫」の観菊会には著名人が相次いで訪れ、明治35(1902)年11月21日に発行された「横浜新報」は、大隈重信や松方正義、宮内大臣をつとめた土方久元、第2代韓国統監に就任する曽根荒助らが川和にやってきたと伝えています。さらに、中山家に残された写真アルバムには相次いで神奈川県知事をつとめた周布公平や有吉忠一も写されています。「松林甫」は政治家たちの憩いの場所だったのかもしれません。

  • 旧館1階記念ホールにおいても、第33回全国緑化よこはまフェアに協賛してペリー来航時のプラントハンターの活躍を紹介したミニパネル展示を開催します。

「松林甫」で開催された観菊会会場の光景 中山恒三郎家蔵

「松林甫」で開催された観菊会会場の光景 中山恒三郎家蔵

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