HOME > 閲覧室でご覧になれる資料
閲覧室は、事前予約制です。
→閲覧室の予約について
横浜開港資料館では、幕末から昭和初期までの、横浜に関する歴史資料約27万点を収蔵しています。
近代横浜の政治・経済・文化など幅広い分野の資料を、古文書・海外資料・新聞・雑誌・図書・写真など様々取り揃えています。
当館の閲覧室では、これらの歴史資料をじかにご覧いただけます。また資料を複写したり(一部複写ができないものもあります)、出版・放映・展示などに複製物を利用することもできます。
詳しくは、当館閲覧室までお問い合わせください。
お問い合わせ内容によっては、後日、回答いたします。
なお、以下の事項についてのお問い合わせには応じていません。
- 当館所蔵資料及び館外の古文書記録等の鑑定(真贋、評価など)、解読、翻訳
- 個人のプライバシーに係る調査
- 学習課題やクイズの解答
- 調査・研究の代行と認められる調査
- 資料の複写及び送付
- その他、回答に著しく時間・費用等を要し、資料館の業務執行に支障をきたすおそれがある場合
横浜開港資料館 閲覧室
開室時間10:00〜16:30(ただし、資料の出納・複写の申込は16:00まで)- 休室日月曜日と火曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始(臨時に休室することがあります)
- 利用料100円。専門の職員がレファレンス・サービスをいたします。
- 複写A4判・B4判・A3判
モノクロ1枚20円、カラー・コピー1枚100円
〒231-0021 横浜市中区日本大通3
電話.045-201-2150(直通)/Fax.045-201-2102
収蔵資料の概要
横浜開港資料館の収蔵資料は大きく以下の7つの資料群に分かれています。
〈1〉文書記録類
個人や団体、行政機関などに残された歴史資料です。印刷物ではなく、「この世に一点しかない」オリジナルな資料が多数含まれています。
- 諸家文書
市内の旧家・会社や、市外の横浜に関係の深い個人のお宅に残された歴史資料。「○○家(所蔵)文書」などの冊子目録で検索します。 - 館蔵諸文書
開館後に購入した歴史資料など。「館蔵諸文書目録」で検索します。 - 市史稿写本
戦前期の横浜市が収集した歴史資料の筆写本。カード目録で検索します。 - 歴史的公文書
太政類典・公文録・外務省記録があります。それぞれの目録で検索します。 - 海外資料
アメリカ・イギリス・フランス・中国などの政府機関に残った資料、会社・個人の資料など。それぞれの冊子目録・カード目録で検索します。
文書記録類![]() |
諸家文書の一例:関口日記![]() |
館蔵諸文書![]() |
市史稿写本![]() |
〈2〉行政資料
行政刊行物です。横浜市や神奈川県が発行したものを中心に収集しています。『行政資料目録』(1995年)などで検索します。〈3〉新聞・雑誌、〈4〉文献資料の項も参照して下さい。
【主な資料】市報・県公報 議会速記録 職員録 統計書 事務報告書
行政資料![]() |
〈3〉新聞・雑誌
横浜市内や神奈川県内で発行されたものを中心に、原本の欠号を複製で補うなどして、多くを複製で公開しています。外国人居留地で出されていた外国語新聞・雑誌なども多数あります。『新聞・雑誌目録』(平成2年12月)やカード目録で検索します。
【主な新聞・雑誌】横浜毎日新聞 横浜貿易新報 ジャパン・ウィークリー・メール 絵入ロンドン・ニュース(以上新聞)
実業之横浜 大横浜 横浜商工会議所月報 トバエ ジャパン・パンチ(以上雑誌)
新聞・雑誌![]() |
日新真事誌![]() |
〈4〉文献資料
日本語図書・和本・洋書・中国語図書などが含まれます。閲覧室にあるカードや冊子体目録等で検索します。一部については、Web-OPACでの検索が可能です。
【主な資料】戦前期に刊行された図書、歴史研究書、資料集・叢書、地方史、人名録、事典・目録類などの参考書誌など
文献資料![]() |
〈5〉画像資料
1瓦版 2浮世絵 3写真 4芝居番付 5絵画 6絵葉書 7商標 に分かれています。原則的に複製での閲覧となります。
1瓦版 2浮世絵 については、『瓦版・浮世絵目録』、4芝居番付 については、『芝居番付目録』で検索して下さい。
なお3写真 は『F.ベアト幕末日本写真集』『文明開化期の横浜・東京』『明治の日本』、6絵葉書 は『100年前の横浜・神奈川』に、主な資料が掲載されています。
出版・放映・展示などにもご活用いただけます。
横浜交易西洋人荷物運送之図(浮世絵)![]() |
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横浜桟橋(絵はがき)![]() |
生糸商標と茶商標![]() |
〈6〉地図・図面類
地図は約300点が閲覧室のパソコン上で閲覧できる(プリントはできません)ほか、横浜市作成の3000分の1地形図(昭和3年〜28年・複製)76点、その他複製地図約30点や、土地の明細が分かる土地宝典が約20点閲覧できます。
また建築図面は複製本でご覧になれます。
なお、横浜市作成3000分の1地形図は、横浜市のホームページでもご覧になれます。
横浜市開港記念会館建築設計図面![]() |
〈7〉個人コレクション
収集家が残した蔵書・資料類です。 1相原良一文庫、2岩生成ー文庫、3稲生典太郎文庫、4岡コレクション、5五味亀太郎文庫、6豊田博士記念文庫、7ドン・ブラウン・コレクション、8ブルーム・コレクション、9石井光太郎文庫、10萩原延壽文庫などがあります。それぞれの目録で検索します。
五味亀太郎文庫![]() |
プルーム・コレクション![]() |
なお『横浜開港資料館 収蔵資料総覧』(2006年)は、収蔵資料の概要、年代、総数、原蔵者、閲覧形態、複写の有無、参考文献などを解説しています。併せてご活用ください。
複写について
当館にはオリジナルの歴史資料や、所蔵者のご厚意でお預かりしている寄託資料、保存状態が良好でない資料等が多数あります。このため、資料の複写に際してもいくつかの制限があります。
閲覧室での複写の方法には、電子式複写、自写、後日複写があります。
電子式複写(普通のコピー)
- 図書、雑誌、新聞、複製本等は閲覧室の電子式複写機でコピーすることができます。
- コピーに際しては事前に閲覧室の受付に「複写申込書」を提出してください。
- コピーの料金は以下の通りです。
A4判、B4判、A3判とも モノクロ1枚20円/カラー1枚100円 - 以下のものは電子式複写機にてコピーすることができません。
①文書記録類の原資料
②1912年以前に発行された図書・雑誌類
③1945年以前に発行された洋書(ドン・ブラウン・コレクションは1952年以前)
④新聞の原紙
※自写あるいは後日複写は可能です。但し、保存状態が良好でない資料はできません。
自写(利用者による撮影)
- 当館が収蔵・公開する文書記録類(寄託資料を除く諸家文書と館蔵諸文書)、行政資料、新聞・雑誌、文献資料、個人コレクションの原資料に限り、持参されたカメラで撮影することができます。
- 自写の対象となる原資料の詳細については、「閲覧室でご覧になれる資料」(「収蔵資料の概要」)をご覧ください。
- 自写を希望する場合は、閲覧室の受付に「撮影申込書」を提出してください。但し、調査研究目的に限ります。
- 電源の提供はしていません。また、フラッシュや三脚、撮影台等の使用は控え、撮影機器のシャッター音は切ってください。
後日複写(当館による撮影)
- 後日複写のサービスは一時的に中止しております。
当館発行の目録等について
以下の目録類については通信販売等で購入できます。
- 『ブルーム・コレクション書籍目録』(全4冊揃 3,097円)
- 『ドン・ブラウン・コレクション書籍目録』(2,100円)
- 『五味亀太郎文庫目録』(2,548円)
- 『横浜開港資料館 新聞・雑誌目録(平成2年12月末現在)』(2,854円)
- 『横浜開港資料館 行政資料目録』(1,529円)
- 『横浜開港資料館所蔵 瓦版・浮世絵目録(平成8年12月末現在)』(1,575円)
- 『横浜開港資料館 芝居番付目録』(2,854円)
- 『横浜関係人物検索図書目録』(815円)
(『横浜開港資料館紀要』6・7・8・10・18〜22号にも目録を掲載しています。) - 『横浜開港資料館 資料総覧』(1,365円)
- 『稲生典太郎文庫目録 第一集(和図書・史料・地図)』(2,100円)
- 『石井光太郎 著作目録』(500円)
- 『横浜開港資料館所蔵 石井光太郎文庫 第1集 和装本之部』(1,575円)
- 『「実業之横浜」目次・索引』(1,500円)