横浜開港資料館

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閲覧室でご覧になれる資料〈7〉個人コレクション「五味亀太郎文庫」

【旧蔵者】五味亀太郎(二代、1891〜1965)。横浜生まれ、先代の初代亀太郎から質店を引継ぎ、第二次世界大戦前まで、中区富士見町に相模屋を営んだ。家業の傍ら、関東大震災後から、横浜の開港史料を中心とした郷土資料の収集を始め、家蔵史料目録を作成し、各種史料展覧会へ出陳した。
【解説】横浜の開港風俗資料を中心に、幕末から関東大震災前までの横浜郷土資料である。横浜案内本、地誌や伝記、歴史書、絵図・地図、人名録、英文物、読売、番付、双六、講談本、句集、新聞・雑誌、官公庁出版物などのほか、もと「太田之草鞋」と外題のある貼込帖に綴られた諸商店会社のチラシ等一枚物史料がある。II行政資料、IIIー1和図書、VI-1地図の項も参照されたい。
【経緯】第二次大戦後、横浜市が市史編纂資料として五味氏から一括購入したもので、当館の開館時に旧横浜市史編集室から移管、引き継いだ。
【総数】約860点
【閲覧】原資料、一部複製(地図、絵図、「太田之草鞋」など)。
【複写】原資料はマイクロフィルムによる複写申請を受け付ける。
【検索】当館編・刊『横浜開港資料館所蔵 五味亀太郎文庫目録』(1995年)。なお同目録編集時に、五味の長男である五味稔雄氏から、地口文献24点、私文書46点、史料63点の寄贈を受けた。いずれも、五味が最期まで手許に残した資料であり、五味文庫の参考資料として同目録に収録した。

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