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閲覧室でご覧になれる資料〈2〉行政資料

【概要】

 行政資料とは、原則として、行政体が不特定多数の者への周知・回覧を目的として、編集あるいは発行した文書をさし、活版印刷や孔版印刷などによって多数部作成されたものを基本とする。また、印刷はされなかったものの、村誌などにみられるような、縦覧を目的に作成された手書資料(カーボン複写など含む)や、特定の主題で編纂された手書資料・写本なども含む。これらは関東大震災・戦災などによって失われた横浜市の行政文書を補完するものである。行政資料の大半は、開館以前に横浜市史編集室で収集され、当館設立とともに移管されたものであるが、開館後も複製等の手段を用いて収集している。収集範囲は戦後発行分にまでおよぶが、戦後は行政体各部各課が多種・多様な資料を発行する傾向が強まり、また横浜市史資料室、横浜市や神奈川県の図書館・行政資料室の存在も考慮して、総合的な内容をもつものに力点をおいている。なお行政資料は、長期にわたり一定の形式で作成される統計書や議事録、市報のたぐいと、単発的に作成される調査報告類とに大別されるが、当館では、行政資料を特定のまとまりをもって独立して保存しておらず、図書・雑誌に登録されているものが基本である。また「飯田助知家文書」「池谷光朗家文書」「大湖太一氏管理文書」「小島幸康家文書」「佐久間亮一家文書」「斉藤可一家文書」「椎橋忠男家文書」「鈴木定吉旧蔵文書」「関恒三郎家文書」「関口詮家文書」「松本ナミ家文書」などの諸家文書や、「五味亀太郎文庫」などの個人コレクションにも含まれている。

【総数】約3,000点
【年代】1872(明治5)年〜現在
【閲覧】原資料及び複製
【複写】各資料区分の複写利用の原則に準じる。
【検索】当館編・刊『横浜開港資料館収蔵行政資料目録』(1995年)。なお諸家文書、個人コレクションに含まれるものは各々の文書目録を参照のこと。


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