【たまくすの歴史】
たまくすは、ペリーがやってくる以前から横浜村にありました。日本の神様をまつる祠のあたりは、鎮守の森といわれています。たまくす(タブの木)は、香りが強く厄よけになるといわれていることから、神社・祠やまわりに植えられることが多い木でした。
ペリーとともにやってきた画家が描いたたまくすです
。大きなたまくすの木の下に祠と鳥居があります。
横浜がミナトを開いたのち、大きな火事があり、そのあと地にイギリス領事館が移ってきました。「明治」になってまもないころのたまくすの写真です
。
いまから90年前、大正時代のたまくすです。たまくすは「横浜の名木」
に選ばれました。
1923年の関東大震災で領事館はくずれてしまいました。たまくすも大きな被害をうけましたが
、生き残りました。
震災後に新しいイギリス領事館を建て替えた時、現在の位置
に移されました。
【現在のたまくす】
開港資料館の中庭
で元気に横浜の歴史を見守っています。