横浜開港資料館

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閲覧室でご覧になれる資料「書家文書」

【さ行】

須藤喜久美家文書 (寄託)

【解説】須藤家文書は、群馬県安中市の旧家須藤家に伝存したもので、大部分の文書は、1957(昭和32)年に安中市に寄贈され、現在は安中市が所有している。また、同家は昭和20年代に金沢区に転居し、安中市に寄贈されなかった文書を1997(平成9)年に当館に寄託していただいた。同家は、江戸時代に中仙道安中宿の本陣を務めた家であったが、戦国期には戦国大名後北条氏の家臣として活躍した。寄託文書は、戦国末から江戸時代後期までのもので、須藤家の歴史を現在に伝えるものである。主な資料に、天正18(1590)年に豊臣秀吉が出した禁制がある。
【寄託者】須藤喜久美
【総数】23点
【年代】1582(天正10)年〜1850(嘉永3)年
【閲覧】原資料
【検索】「須藤喜久美家文書目録」
【備考】安中文化会編・刊『中山道安中宿本陣文書』(1972年)

須藤裕美家文書

【解説】鎌倉郡公田村(現栄区)の名主を務めた須藤家の文書記録類。江戸時代後期から明治時代の文書が中心であるが、延宝6(1678)年の公田村の検地帳を所蔵している。明治時代以降の文書には須藤家の経営に関するものが多い。
【原蔵者】須藤裕美
【総数】約250点
【年代】1678(延宝6)年〜1908(明治41)年
【閲覧】複製本(Ca5-13.6) 
【検索】「須藤裕美家所蔵文書目録」(『横浜市史料所在目録 8』) 

製茶貿易関係資料 (寄贈)

【解説】横浜市立大学経済研究所教授服部ー馬氏が収集した史料で、明治前期の三重製茶会社関係の盟約書、規則、株主名簿ほか経営資料、在横浜ウォルシュ・ホール商会からの通信、広告・チラシなど。
【寄贈者】服部一馬
【総数】90点
【年代】明治10〜20年代
【閲覧】原資料
【検索】「製茶貿易関係資料目録」

関恒三郎家文書

【解説】都筑郡勝田村(現都筑区)名主の関家文書。文禄3(1594)年の検地帳をはじめとして、昭和期におよぶ。近世文書は旗本久志本氏の支配の実態や村民生活を知ることができるものが豊富である。明治以降は戸長、県会議員を輩出した。また1900(明治33)年居宅に高津銀行勝田支店がおかれている。II行政資料の項も参照されたい。
【原蔵者】関恒三郎
【総数】1,915点
【年代】1594(文禄3)年〜1980(昭和55)年
【閲覧】複製本(Ca5-11.5)
【検索】「関恒三郎家所蔵文書目録」(『横浜市史料所在目録 11』)

関口詮家文書 (寄贈)

【解説】橘樹郡生麦村(現鶴見区)の旧家関口家の文書記録。同家は、江戸時代に名主、明治時代に村会議員や生麦村村長を務めた。所蔵資料には、江戸時代中期から昭和初年までのものがあり、幕末から明治時代初頭までの御用留を多数含んでいる。なお、同家文書の一部は、森芳枝氏の手を経て横浜市に寄贈されたが、当館では森氏寄贈の資料も一括して関口家文書として公開している。また、同家の歴代の当主が記した日記「関口日記」が、池谷健治氏から横浜市に寄贈されている(次項を参照)。さらに、神奈川県立公文書館には、関口詮家とは別の関口家(関口次郎右衛門家)に伝存した文書記録があり、当館では、この文書も複製本で公開している(池谷健治家文書を参照のこと)。II行政資料の項も参照されたい。
【寄贈者】関口詮、森芳枝
【総数】約450点
【年代】1762(宝暦12)年〜1927(昭和2)年
【閲覧】複製本(Ca5-01.1) 
【検索】「関口詮家所蔵文書目録」(『横浜市史料所在目録 3』)、「関口家文書目録」
【備考】横浜市教育委員会編・刊『横浜市文化財調査報告書 第14輯 武州生麦村御用留』(1986〜92年)

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