横浜開港資料館

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閲覧室でご覧になれる資料「書家文書」

【は行】

廣田花崖文庫〔2011.5.25公開〕

【解説】横浜貿易新報社の記者をつとめていた廣田花崖(本名・鉄五郎 1887〜1951)の資料。都筑郡下谷本(現在、青葉区)に生まれ、地元で幼少時代を過ごした後、中郡立農業学校を卒業後、盛岡煙草製造所、千葉県三里塚の下総御料牧場などに勤務した後、陸軍に入ったが、公務中負傷。大正時代に地元の中里村に帰り、市ヶ尾に花崖山房を構え、本格的な文筆活動に入った。農業関係書・時代小説・童話・基督教の翻訳書などのほか、『横貿』には、「農村研究」「田園小品」等と題して、横浜近郊の都筑郡の田園生活を綴った随筆を数多く寄せた。スクラップブック、講演メモ、日記(昭和7年)、自伝草稿などを含む。
【原蔵者】株式会社廣田商事
【総数】14点(複製3冊)
【年代】1911(明治44)年〜1948(昭和23)年
【閲覧】複製(文書145)
【検索】廣田花崖文庫目録
【備考】廣田花崖『田園』(花崖山房 1925年)、小方近造『花崖先生小史』(川崎文化会、1948年2月)、神奈川新聞社『四万号の遺伝子』(同、2010年)、「田園の記者・廣田花崖の横顔」(『開港のひろば』109号)

広瀬貞子家文書 (寄贈)

【解説】国会議事堂や松方正義邸の建設に関わったと言われる宮大工・廣瀬辰吉の資料。横浜正金銀行の図面類などがある。浅草馬道町で衣服業、菓子販売業(広瀬直船堂)を営んでいた広瀬ユウの資料を含む。
【寄贈者】広瀬貞子
【総数】55点、複製本1冊
【年代】1759(宝暦9)年〜1949(昭和24)年
【閲覧】原資料・複製本(文書70)
【検索】「広瀬貞子家所蔵文書目録」

布川隆義家文書 (寄託)

【解説】布川家は、江戸時代に久良岐郡宿村(現金沢区)の村役人を務めた家である。所蔵資料には、この時期の村方文書を多く含み、宿村を支配した六浦藩と村との関係を記した資料がある。また、1887(明治20)年から1914(大正3)年にかけて、釜利谷小学校教員・六浦荘村収入役・同助役・同村長を歴任した布川悦五郎の日記がある。さらに、明治期の布川家の経営関係の帳簿もある。
【原蔵者】布川隆義
【総数】約700点
【年代】1664(寛文4)年〜1939(昭和14)年
【閲覧】複製本(Ca5-10.2)
【検索】「布川隆義家所蔵文書目録」(『横浜市史料所在目録 2』)
【備考】西川武臣「布川悦五郎日記にみる明治時代の横浜」(『紀要』17)

福嶋昭家文書

【解説】福嶋家は建久2(1191)年頃より上大岡本村に居住する旧家で、草分け七戸の一つで、江戸期には名主役を務めた。近世文書としては、証文類が多いが、寛保期の「畑方反別地押改帳」や武蔵国絵図がある。明治以降では1882(明治15)年の「村切絵図」や1887年の「村公有地記録書」、1944(昭和19)年の「福嶋家記録・日記」などがある。
【原蔵者】福嶋昭
【総数】46点
【年代】1741(寛保元)年〜1947(昭和22)年
【閲覧】複製本(文書60)
【検索】「福嶋昭家所蔵文書目録」
【備考】「福嶋梅吉氏」(越智剛二郎『横浜市誌』、横浜市誌編纂所、1929年)

福嶋愼家文書 (寄贈)

【解説】港南区上大岡で商店「日野屋」を経営していた福嶋家の文書。「日野屋」の帳簿を中心に、学校の終了証書や地域の諸書類、『孟子』などの読本類を含む。
【寄贈者】福嶋愼
【総数】724点
【年代】1858(安政5)年〜1943(昭和18)年
【閲覧】原資料
【検索】「福嶋愼家文書目録」

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