この絵図（えず）で「芝居（しばい）」とあるのは、１８７０年（ねん）・明治（めいじ）３年（ねん）に関内（かんない）から移転（いてん）した「下田座（しもだざ）さの松（まつ）」という劇場（げきじょう）のことです。「下田座（しもだざ）さの松（まつ）」はのちに羽衣座（はごろもざ）と名前（なまえ）をかえて、横浜第一（よこはまだいいち）の劇場（げきじょう）となります。ここ羽衣町周辺（はごろもちょうしゅうへん）から、１８７４年（ねん）・明治（めいじ）７年（ねん）伊勢佐木町（いせさきちょう）が生（う）まれ、歌舞伎（かぶき）や落語（らくご）、すもうなど娯楽（ごらく）の中心地（ちゅうしんち）として、横浜第一（よこはまだいいち）の盛（さか）り場（ば）になっていきます。