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館報「開港のひろば」バックナンバー


監獄の煉瓦

 さて、今回寄贈された赤煉瓦の中に、桜の印刻がついているものがある。印刻は煉瓦の製造所を示す。桜印の印刻は、現在の東京拘置所の前身、小菅監獄で受刑者によって造られた煉瓦で、これまでも旧横浜居留地である山下町からも出土している。今回寄贈された煉瓦の桜印の印刻は、大きさや花びらの形が異なる三種類である。一重の桜印が2種類、八重の桜印が1種類である。写真左と中央の印刻は、明治20年代から40年代に建築された旧最高裁判所や千葉刑務所に使用された煉瓦と同じ印刻である。写真右も小菅監獄製かと思われる。このほか「上敷免製」と印刻された、埼玉県深谷市の日本煉瓦製造会社製の煉瓦も1点寄贈され、これらの煉瓦が横浜監獄に使用されていたことがわかる。


図4 横浜監獄に使われていた煉瓦 金坂清香氏寄贈

「開港のひろば」第78号
2002(平成14)年10月30日発行

企画展
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最終更新日2006年8月20日  Last updated on Aug 20, 2006.
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