マリナー号の航海記
(7) A.L. Halloran, Eight months' journal, kept on board one of Her Majesty's sloops of war during visits to Loochoo, Japan, and Pootoo. 1856. [G. II. 15]
1849年、イギリス軍艦、マリナー号Mariner(艦長ハロラン)が浦賀、つづいて下田に来航して、港内を測量し、小艇を出して測深もおこなった。
(7)は、艦長ハロランが、1856年に刊行した航海記である。49年2月、遭難したイギリス船乗組員を迎えに琉球に向けて上海を出航した時から書きはじめ、浦賀、下田測量をおえて、上海に帰還するまでの8カ月間の航海を記している。測量活動を紹介するような海図、測量データなどはない。
なお同号に、尾張出身の漂流民、音吉が通訳として乗り組んでいたことはよく知られている。
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