横浜開港資料館

HOME > よこはま事始め・よくある質問Q&A > よこはま事始め > 新しい職業・産業〈3〉

よこはま事始め・よくある質問Q&A よこはま事始め

○新しい職業・産業

●塗装

記録の上で確かなものとしては、1865年(慶応元年)3月、大工のT.S.スミスが塗装業を始めたのが最初である。中国人のアファイとアキムがこれに次ぐ。日本人では明治初年に渋商(しぶしょう)からペンキ塗装業に転じた伊藤幸太郎(いとうこうたろう)と桜井鉄五郎(さくらいてつごろう)が早い。

●時計

1859年(安政6年)末には「トケイヤ・フヲルコ」こと機械師フォークの存在を確認しうる。記録の上で確かなものとしてはこれが最初である。1864年には、スイス人ファヴルブラントが開業、時計の輸入と修理にあたり、日本人時計師の育成にも貢献した。日本人では、明治初年に時計商を兼業した山田勘次郎(やまだかんじろう)が早い。

●タイプライター

明治の中頃、ファヴルブラントはタイプライターの修理を始めたという。これが最初とされる。その弟子の鈴木芳之助(すずきよしのすけ)は36年に独立して鈴木時計店を開業、やはりタイプライターの修理を行った。その後横浜ではタイプライターや計算器の製作が盛んになる。

このページのトップへ戻る▲