横浜開港資料館

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よこはま事始め・よくある質問Q&A よこはま事始め

○新聞と出版

●新聞

横浜最初の本格的な新聞は、1861年(文久元年)11月23日創刊の『ジャパン・ヘラルド』。これ以前にも商況報告(しょうきょうほうこく)のために外国商館の発行するサーキュラーがあった。ショイヤーの『ジャパン・エクスプレス』は、それが一歩新聞に近付いたもの。

●風刺雑誌

1862年(文久2年)春に、ワーグマンの創刊した『ジャパン・パンチ』が最初。横浜ではその後、『絵新聞日本地(えしんぶんにっぽんち)』『トバエ』『ボックス・オブ・キュリオス』等の風刺雑誌が発行された。

ジャパン・パンチ
ジャパン・パンチ
1866年版 ブルーム・コレクション
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●和英辞典

ヘボンは1859年(安政6年)10月、長老派(ちょうろうは)教会宣教師として来日、聖書和訳や布教に備えて日本語を学び、1867年(慶応3年)、『和英語林集成(わえいごりんしゅうせい)』を出版した。これが最初の本格的な和英辞典である。

和英語林集成〔初版〕
和英語林集成〔初版〕
1867(慶応3)年 ブルーム・コレクション
図版・請求番号一覧

●商用語学書

ヴァンリードが、横浜の版元師岡屋伊兵衛(もろおかやいへえ)から、1861年(文久元年)末に出した『商用会話(しょうようかいわ)』(第二版は『和英商話(わえいしょうわ)』)が最初である。佐野屋冨五郎(さのやとみごろう)や増田万吉(ますだまんきち)も平易な単語帳を出版している。

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