横浜開港資料館

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よこはま事始め・よくある質問Q&A よこはま事始め

○運輸・通信

●京浜間蒸気船

慶応3年(1867年)10月、横浜の鹿島屋亀吉(かしまやかめきち)と江戸の松坂屋弥兵衛(まつざかややへえ)が就航させた稲川丸(いながわまる)が最初。のち岸田吟香(きしだぎんこう)の経営になる。鈴木保兵衛(すずきやすべえ)らの弘明丸やホイト兄弟のシティ・オブ・エド号も運航していた。

東京横浜往返蒸気弘明船招帖
東京横浜往返蒸気弘明船招帖
明治3(1870)年京浜間に就航した蒸気船弘明丸 五味文庫
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●乗合馬車(のりあいばしゃ)

明治2年(1869年)、本町通りから神奈川に直通する馬車道が開通し、2月頃にはランガンとジョージ、5月には下岡蓮杖(しもおかれんじょう)ら日本人商人の共同出資になる成駒屋(なりこまや)が、京浜間乗合馬車を開業した。

●人力車

明治2年(1869年)、東京の和泉要助(いずみようすけ)らが発明したとされる。宣教師ゴーブルの発明とする説もあるがさだかでない。明治3年にはすでに神奈川・川崎間、4年には横浜から川崎・藤沢の間で営業が始まっている。

●自転車

横浜居留地には開港後間もなく伝来した。二輪車だけではなく三輪車もあった。明治12年(1879年)には梶野甚之助(かじのじんのすけ)が蓬莱町(ほうらいちょう)に製造所を設立、明治13年頃には石川孫右衛門(いしかわまごえもん)が元町で貸し自転車屋を開業した。

●外国郵便

明治4年(1871年)3月、郵便制度が創始されるが、外国郵便は在日外国郵便局が取り扱っていた。日米郵便交換条約の締結により、アメリカ郵便局の業務が横浜郵便局に移管され、明治8年正月5日に開業式が行われた。その後英仏郵便局も廃止され、外国郵便はすべて日本政府の所管となる。

横浜郵便局
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