横浜開港資料館

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○港と町づくり

●公園

居留外国人専用公園としては、1870年(明治3年)6月4日山手公園が開園。外国人および日本人、彼我(ひが)共用の公園(パブリック・ガーデン)としては横浜公園が造営され、明治4年から供用が開始された。正式の開園は明治9年2月である。

山手公園
山手公園 明治中期
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●鉄(かね)の橋

日本最初の鉄橋は、明治元年(1868年)8月に架設された長崎のくろがねばし。ブラントンの設計により、明治2年11月に開通した横浜の吉田橋は二番目だが、トラス構造のものとしては最初である。

●建築

初期の居留地では石壁や平瓦貼り海鼠壁(なまこかべ)の建物が多かった。最初の煉瓦づくり構造物は、明治5年(1872年)に開業したガス会社の煙突、次が7年の試験灯台。コンクリート造建築としては灯台寮構内の貯油倉庫が最初。

●建築家

当初居留地で建築に従事したのは、工兵将校、土木技師、船大工(ふなだいく)などであった。建築家を名乗って開業したのは、1865年(慶応元年)のシリングフォードが最初。同じ頃、専門の建築家、ブリジェンスも来日している。

●居留地消防隊

1863年(文久3年)12月22日のクニフラー商会から出火した火災を契機として、1864年1月に居留地消防隊が組織された。ポンプ車を備えた消防隊としてはこれが最初。

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