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館報「開港のひろば」バックナンバー


常設展示第一室が新しくなりました

 横浜開港資料館には常設展示室が2室ありますが、当館が昨年開館20周年をむかえたのを機に、展示の内容をより分かりやすいものに模様替えすることになりました。まず常設展示第一室の内容を部分的に変えました。常設展示第2室については、今年度中に部分的な変更をする予定です。

 常設展示第1室は、「開港への道」というタイトルです。世界情勢の変化にともなって日米和親条約を結んで日本が開国し、また、各国との通商条約の締結により横浜が国際貿易港として発展する様子を紹介するものです。

 構成は、(1)「開港前夜」、(2)「開国―ペリー来航」、(3)「開港」、(4)「開港場横浜の賑わい」、(5)「幕末動乱と横浜」に分かれています。展示室のシンボル的な存在である地球儀とサスケハナ号、ポーハタン号の模型、当館中庭の玉楠の前身が描かれた「ペリー提督・将兵の横浜上陸図」は引き続き見ることができます。

 今回の模様替えの特色の一つは、世界情勢や開国・開港に対する横浜付近の庶民の視点での記録、例えば(1)「開港前夜」では生麦村の名主であった関口東作がアヘン戦争の顛末を描いた嶺田楓江の『海外新話』を筆写したもの、(2)「開国―ペリー来航」では磯子村の村役人堤磯右衛門が描いたペリー艦隊の蒸気フリゲート艦ミシシッピー号、この他黒船を見物する人びとの図などを展示したことです。

「開港のひろば」第76号
2002(平成14)年4月24日発行

企画展
「100年前の旅行アルバム
−外国人が撮ったニッポン−」
企画展ハイライト
展示余話
最後の橘樹郡長・福本柳一
資料よもやま話
「国内最古のガス管」発掘ルポ

堤磯右衛門が描いたミシシッピー号 (堤真和氏寄託)
資料画像


また、(3)「開港」では、5カ国条約の版本と条約を結んだ各国の代表に関する図版を展示しました。さらに東アジアの開港場についても紹介しています。

展示室中央には、開港場横浜の位置関係が分かるように、現在の場所と対照できるような地図を展示しました。

(4)「開港場横浜の賑わい」では、活気あふれる町や外国人居留地の様子を描いた図版、横浜見物に来た武士の記録や、横浜の案内書などを展示しています。

(5)「幕末動乱と横浜」には、日米修好通商条約の批准書交換のためアメリカへ派遣された咸臨丸のコーナーを設けました。

また、新しい試みとして、さわれる展示のコーナーを設置しました。当館には瓦版が約250点、浮世絵が約800点あります。その中から選んだ約20点の図版がファイルになっており、自由に見ることができます。

新しくなった常設展示第一室、ぜひご覧ください。

(上田由美)





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最終更新日2006年8月20日  Last updated on Aug 20, 2006.
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