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閲覧室でご覧になれる資料「海外資料」

【政府資料】

●イギリス

◎外交文書
(1)General Correspondence, Japan(F.O.46)

【解説】イギリス外務省に残った文書。1856年から1905年までに作成された本省から駐日公使宛訓令(控)、駐日公使・領事から本省が受け取った報告書、イギリス政府部内往復書翰などがおもに収められている。日英間に生じた主要な外交問題と、それにたいするイギリス政府部内の対応を知ることのできる日英外交研究の基本資料と言える文書群である。1906年以降は、文書F.O.371につづく。
【原蔵者】イギリス国立公文書館The National Archives
【総数】1748冊(複製本冊数)
【年代】1856〜1905年
【閲覧】複製本(Ca4−01.9)
【検索】「イギリス外務省文書F.O.46複製本仮目録」(Ca4−01.9−0.1)、「インデックスとガイド」(Ca4−01.9−0.2)、「レジスター」(Ca4−01.9−0.2, 1〜4, 249〜260)、東京大学史料編纂所編『日本関係海外史料目録 6、7』(東京大学、1964、1967年。1879年までを収録。閲覧室備付本には当館作成複製本の冊番号を記入)

なお、東京大学史料編纂所データベースHi-CAT PlusにFO46の全画像データが収録され、当館閲覧室内の専用PC(1台)からも閲覧検索が可能となった。
詳細は、下記のとおり。
⇒ イギリス国立文書館所蔵「英国外務省対日一般外交文書(FO46)」のデータベースの一般公開を始めました 2017.5.19

(2)Embassy and Consular Archives, Japan: Correspondence(F.O.262)

【解説】駐日イギリス公館に残った文書。1859年以降に作成された本省からの訓令、本省宛報告書(控)、駐日イギリス公館相互の往復書翰等が収められている。この内、1912年までの文書を収集した。1905年までの訓令と報告書はGeneral Correspondence, Japan (F.O.46)に、1906年以降(当館では1910年までの分を収集)はGeneral Correspondence, Political (F.O.371)に収められている文書とそれぞれ、原本と控が対になっている。また各居留地の実情を記した公館相互の往復書翰等は、居留民の動向や、国家間の外交問題とまではならないまでも各居留地でおこったさまざまな日本側との衝突を具体的に記しているため、文書F.O.46、F.O.371とあわせて、幕末から明治期までの日英外交史研究の基本資料と言える文書群である。
【原蔵者】イギリス国立公文書館The National Archives
【総数】1860冊(複製本冊数)
【年代】1859〜1912年
【閲覧】複製本(Ca4−01.20)
【検索】『イギリス外務省文書F.O.262複製本仮目録』(Ca4−01.20−0.1)、東京大学史料編纂所編『日本関係海外史料目録 7、8』(東京大学、1967、1967年。1879年までの文書を収録。閲覧室備付本には当館作成複製本の冊番号を記入)

なお、東京大学史料編纂所データベースHi-CAT PlusにFO262の全画像データが収録され、当館閲覧室内の専用PC(1台)からも閲覧検索が可能となった。
詳細は、下記のとおり。
⇒ イギリス国立文書館所蔵「英国外務省駐日英国公館文書(FO262)」のデータベースの一般公開を始めました 2019.6.2

(3)Embassy and Consular Archives, Japan: Miscellaneous(F.O.345)

【解説】駐日イギリス公館に残った文書。覚書や新聞の切り抜きなど種々様々な資料が収められている。この内、居留地問題に関する文書など(Vol.32, 38, 42〜48)を収集した。1905年に判決が出された家屋税問題国際仲裁裁判に向けて用意された陳弁書の草稿と、これを作成するにあたり収集した資料も見られる。
【原蔵者】イギリス国立公文書館The National Archives
【総数】37冊(複製本冊数)
【年代】〔1860〜1903年〕
【閲覧】複製本(Ca4−01.2)
【検索】カード目録、Vol.32,38は東京大学史料編纂所編『日本関係海外史料目録 8』(東京大学、1967年)

(4)General Correspondence, Political(F.O.371)

【解説】イギリス外務省に残った文書。文書F.O.46につづく文書で、1906年以降の時期をカバーするが、その内、1910年までの日本関係を収集した。
【原蔵者】イギリス国立公文書館The National Archives
【総数】138冊(複製本冊数)
【年代】1906〜1910年
【閲覧】複製本(文書19)
【検索】カード目録

(5)Hammond Papers(F.O.391)

【解説】初代駐日イギリス公使オールコック(Rutherford Alcock 1809-1897)、その後任のパークス(Harry Smith Parkes 1828-1885)の日本在任時に、外務事務次官をつとめたハモンド(Edmund Hammond 1802-1890)が残した文書の内、家族宛て書簡をのぞく1854年から1885年までの文書を収集した。日本関係ではオールコックやパークス、パークス賜暇一時帰国時に代理公使をつとめたF.O.アダムズ(Francis Ottiwell Adams)らからの、また外相のクラレンドン(Earl of Clarendon 1800-1870)やグランヴィル(George Leveson-Gower Granville 1815-1891)らからの書翰が収められている。公使館員の人事問題や、外交問題に関する非公式な見解といった、公式報告書には記載できない問題を記した「半公信(Private Letter)」とよばれる文書で、訓令や公式報告書を補う重要な外交文書である。
【原蔵者】イギリス国立公文書館The National Archives
【総数】62冊(複製本冊数)
【年代】1854〜1885年
【閲覧】複製本(文書7)
【検索】カード目録

(6)Confidential Print: Japan(F.O.410)

【解説】イギリス外務省や内閣の部内用資料として印刷された機密外交文書集。対日外交上、重要と見なされた文書が収録されている。当館ではその内、1859年から1937年までの文書を収集した。
【原蔵者】イギリス国立公文書館The National Archives
【総数】67冊(複製本冊数)
【年代】1859〜1937年
【閲覧】複製本(Ca4−01.1)
【検索】カード目録

(7)神戸英国領事館関係文書(寄贈)

【解説】当館が宗京奨三氏(元明治大学教授)より譲り受けた原文書である。おもに幕末から明治初期にかけて在神戸領事館と日本の役所などとの間で交わされた文書とその訳文である。本来ならば駐神戸領事館文書として文書F.O.262に収められているべき文書であり、流出したものと考えられる。
【寄贈者】宗京奨三
【総数】4冊(複製本冊数)
【年代】幕末〜明治初期
【閲覧】複製本(Ca4−01.21)
【検索】原田信男・芸林民夫・工藤幹男「[史料紹介・I]神戸英国領事館関係文書目録稿−付:サー・ハリー・パークス書簡−」(『札幌大学女子短期大学部紀要』第14号、1989年刊。当館では当館作成複製本の冊番号を記入して「神戸英国領事館関係文書目録」と題して閲覧室に配架)


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