横浜開港資料館

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展示室2 展示物案内

15.大桟橋

[見学のポイント]
 外国航路の玄関として、荷役が近代化され客船4隻が着眼できるようになった大桟橋の様子が分かる。

展示物写真展示場所

大桟橋

横浜港の玄関ともいうべき大桟橋は、明治27年(1894)に築造された。それまで長年艀(はしけ)に頼っていた荷役も大幅に近代化され、客船も最大4隻着岸することができるようになった。日本と世界を結ぶ外国航路の玄関として、内外の旅行者や見送り・出迎えの人びとでにぎわった。

[写真]桟橋風景

上方に長くのびる大桟橋には大型船が着岸し、手前に見える「象の鼻」と呼ばれる湾曲した岸壁が、大桟橋築造前の波止場の姿を残している。

 

[複製]日本人の海外旅券

のちの横浜税関長、水上弘躬(ひろちか)が公務で欧米諸国へ出張したときのパスポート。当時母方の実家を継いでおり斎藤姓を名乗っていた。税関長時代には新港埠頭の建設に尽力した。

[複製]外国人旅行免状

明治時代の旧条約下では、外国人が「遊歩区域」から外へ出かけるときには外務省が交付する内地旅行免状(パスポート)が必要だった。免状はのちに地方長官からも交付された。

[複製]郵船会社のガイドブック

1870年代以降、世界旅行が盛んになるにつれて横浜港にも多くの観光客が来訪するようになった。明治18年(1885)設立の日本郵船会社も、外国人乗客向けのガイドブックを発行している。

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