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展示室1 展示物案内
16.遣米使節と咸臨丸
[見学のポイント]
日米修好通商条約批准書交換のため派遣された使節たちや随行した咸臨丸の様子が分かる。


遣米使節と咸臨丸 |
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万延元年(1860)、日米修好通商条約の批准書交換のため、幕府は遣米使節をワシントンへ派遣した。長い鎖国ののち海を渡った最初の使節であった。このとき随行艦として派遣された軍艦咸臨丸は日本人初の太平洋横断をなしとげた。 |
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[写真] |
[絵図] |
遣米使節は各地で大歓迎を受け、ニューヨークのメトロポリタン・ホテルでは市主催の舞踏会が開かれた。 |
軍艦奉行木村摂津守、艦長勝海舟ら90余名が乗組んだ咸臨丸は、冬の北太平洋の荒波に翻弄されながらも、同乗したアメリカ海軍士官の助力を得て、サンフランシスコに達した。 |
[模型] 幕府がオランダから購入した小型の蒸気軍艦。1857年建造、625トン。太平洋横断後は小笠原諸島測量、北海道開拓使の物資輸送などにあてられたが、明治4(1871)年に北海道沖で座礁し沈没した。 |
[複製] 小切手はアメリカ政府から贈られたものといわれアメリカ側の配慮がうかがわれる。名刺は、木村摂津守の英文の名刺でアメリカで作ったものといわれる。 |
[写真] 遣米使節の通訳見習:立石斧次郎はアメリカ人、とくに女性たちの人気を集めた。トミーというあだ名がつき、トミーポルカまで作曲された。 |